70代の父

 
実家の父親(70代)が、歳だからもう車を売って、免許の更新もしないと言い出した。
70歳以上だと免許更新が大変らしいからって。
今乗ってる車もちょっと大きめだから、70代の体にはそろそろきついからって。
 
思い起こせば・・・
うちの両親は旅行が大好きで、毎年のように父親の車であちこちに連れてってもらっていた。
旅行先は、首都圏在住なこともあり関東甲信越が多かったが、東京から四国までというかなり長距離の運転も数回。
父親の運転は時に荒っぽかったが確実ではあった。
一番わたしが乗り慣れている運転だ。
 
確かに70歳を過ぎ、年齢的にどんどん運転が難しくなるのはわかってるけど、現時点で父は体も普通に動くし歩けるし病気もしてないし。
まだ普通に生活できてるのに、何も自ら車と免許を手放さなくても。
そのうち嫌でも手放さなければならなくなるときはくるのだから。
 
そう思ったらなんだかさびしくなってきて
父に「もったいない。小さな軽自動車でもいいからまだ乗ればいいのに」と父にメールを送った。
 
今朝、父から返事が来ていた。
 
「そうだね。軽の中古が安く手に入るかどうか探してみる。
 おまえがそう言うなら免許の更新もしてみるよ。」
 
うれしかった。ちょっと泣けた。
そうだよ、70過ぎてブログとかはじめちゃうような父ちゃんなんだから。
まだまだ若いよ。運転もできるよ。
もちろん気をつけてほしいけどね。